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ワキガと多汗症が原因で学校を不登校に

ワキガの方は往々にして多汗症にも悩んでいるはずです。
外面を気にする思春期の頃はとくに
自分の生理的な匂いというものが嫌で堪らないのではないでしょうか。

 

集団生活を強いられる学園生活において、ワキガであることはイジメの原因にもなりえますし、
女子生徒からも冷ややかな目で見られることでしょう。

 

少しでも格好良く見られたい学生の年頃で、女子生徒から嫌われてしまうことはある意味地獄です。
不登校の直接的な原因にもなってしまいます。

 

「そんな大袈裟だなあ」

 

そう思っている方は要注意です。
充実した学園生活をおくるためにはワキガと多汗症の怖さを認識しなければなりません。

 

学校に行けなくなる人も多い

 

男性を中心に、ワキガによって学校を不登校する生徒がいます。
これにはさまざまな理由が重なるのです。

 

まず、この時期で気づくということは、十中八九周囲の友人に指摘されたということが言えます。
友人に自分の匂いというデリケートな部分の悪口を言われ、なおかつ自分にワキガの体質があるのだということを初めて知ったという二つのダブルパンチを受けることになります。

 

ワキガという言葉を知らない方も多くいます。そういった方は、
「自分は他の人よりも臭いんだ」自虐的になってしまうことでしょう。

 

一例を挙げてみますと、
中学校に通うA君は体育の授業が終わり、いつものように教室で服を脱いで着替えようとしました。

 

すると、
「お前臭くない」、「お前ってもしかしてワキガじゃない」
などと周囲の男友達が笑いながらA君を指摘するのです。

 

確かにわき汗はとてもかきますし、匂いもツンとする…これがワキガ…。
自分がワキガであることを知り、また男友達が遠慮なく笑っているのを見てA君はとてもショックで恥ずかしい思いをしました。

 

その後は学校ではありきたりの末路です。

 

噂というのはすぐに広まるものですので、
気が付くと女子生徒含む全員が自分がワキガであることを知っていました。

 

体育の時間や夏場の蒸し暑いときになると、隣りの女の子がそれとなくデオドラントスプレーを渡してきます。
それを見てクラス中が笑い立てるのです。

 

何よりも恥ずかしくて、A君は歯を食いしばりながら下を向くことしかできません。

 

結局A君は翌日から学校へ行くことを拒み、登校拒否となったのです。

 

ワキガは精神的なものでもある

 

A君は何とかワキガを治そうと、母親と一緒にワキガ治療を行っているクリニックに足を運び、
カウンセリングを受けました。
しかし、カウンセリングの結果、A君はワキガ治療を受けることができない結果となったのです。

 

その理由は、A君は確かに他の人よりも刺激臭が多少しますが、ワキガというほどのことでもないため、
クリニック側が治療を認めなかったのです。

 

この年ごろになると、男女共に嗅覚が敏感になります。
皆ファッションを覚え、整髪剤や香水、コロンなどをつける中、A君だけ何もつけていなかったので、クラスの中で少し目立ってしまったようです。

 

また、それほど気になる匂いでないにも関わらず、男子生徒が
「お前はワキガだ」、「お前は臭い」と言えば、他のクラスの男女も
「A君はワキガなんだ」と先入観を植え付けられてしまうのです。
その結果、本来ならば気にもならない微かな匂いでもワキガとみなしてしまったのです。

 

このように、ワキガ病的なものと、精神的なものがあります。
思春期の頃に気に病む方の中には精神的なワキガの方も多数いらっしゃいます。

 

もしご自身のお子さんがそのような状況に立たされているのであれば、「気にしない方がいい」と安易に言うのではなく、
一度クリニックに連れて行って、
医学的にワキガか否かを決めてもらうことをおすすめします。